Image generated by AI
Image generated by AI
ご飯のカロリーは茶碗1杯何kcal?ダイエット中の適量と食べ方のコツ
ダイジェスト
-
ダイエット中もご飯は大切なエネルギー源
-
ご飯の適量は体格によって異なる。まずはいつもの1杯が何gくらいか量ってみる
-
主菜や副菜と組み合わせ栄養バランスを整える
ダイエットを始めると、まず気になるのが毎日のご飯ではないでしょうか。「白いご飯は太りやすい?」「茶碗1杯のカロリーはどのくらい?」といった疑問に、ご飯との上手な付き合い方をあすけん栄養士の視点から解説します。

ご飯はダイエット中に食べていい?
ご飯は炭水化物(糖質)を多く含む「主食」にあたる食品です。「ダイエット中は食べてはいけないのでは」と誤解される方も多いですが、主食は、カラダや脳を動かすための大切なエネルギー源なので、健康的にダイエットを行うために、きちんと食べることが大切です。
たとえば厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」では、炭水化物からのエネルギー摂取は総エネルギーの50〜65%が目標量とされています(※1)。この割合が極端に減ってしまうと、必要なエネルギー量を満たすことができなくなったり、炭水化物以外のエネルギー源となるたんぱく質や脂質の割合が増えてしまったりします。エネルギー不足や栄養バランスの偏りにつながる可能性があるため、ご自身の1日の摂取カロリーに合った量を食べるようにしましょう。
ご飯のカロリー・糖質はどのくらい?
ご飯(精白米・うるち米)のカロリーは、炊いた状態100gあたり156kcal、炭水化物は37gです。一般的なご飯茶碗1杯を150gとすると、234kcal・炭水化物53gが目安になります(※2)
| 量の目安 | エネルギー | 炭水化物 |
|---|---|---|
| 子ども茶碗1杯(100g) | 156kcal | 37.1g |
| ふつう盛り1杯(150g) | 234kcal | 55.7g |
| 大盛り1杯(200g) | 312kcal | 74.2g |
※数値は目安です
こうして見ると、同じ「ご飯1杯」でも、よそう量によってカロリーは大きく変わることがわかります。「ご飯だから太る」のではなく、量が把握できていないことが食べすぎの一因とも言えます。
ダイエット中のご飯の適量とよそい方のコツ
ダイエット中の適量は体格や活動量によって異なります。量の感覚をつかむために、まずは「ふつう盛り1杯(150g程度)」を目安に試してみるのもよいでしょう。大盛りが習慣になっている場合は、いきなり半分にするのではなく、200g→150gのように段階的に見直すと続けやすくなります。その際、見た目の満足感を下げないようにするコツとして、小さめの茶碗に替えると少ない量でも多く盛られているように見えますよ。
量を把握するための工夫としては、次のような方法があります。
- 一度、キッチンスケールで「いつもの1杯」を量ってみる
- 市販のご飯のレトルトパックやおにぎりなどの食品表示を見て、見た目と重さを確認してみる
太りにくくするご飯の食べ方・組み合わせ
体重が増える主な要因は、ご飯そのものではなく、消費エネルギーを上回る量を食べ続けることです。また「ご飯+漬物だけ」「おにぎりだけ」のような「単食」スタイルは、満足感が続きにくく食べすぎにつながりやすいうえ、栄養が糖質に偏りやすい点にも注意が必要です。
そこで意識したいのが、食事バランスです。「主食・主菜・副菜」の揃った食事にすると何をどのくらい組み合わせたらよいのかの目安を考えやすくなり、その結果、栄養バランスも整えやすくなります。
- たんぱく質源の肉・魚・卵・大豆製品を主菜として組み合わせる
- 野菜・きのこ・海藻をプラスして、ビタミン・ミネラル類や食物繊維を含む食材をとりいれる
そのほかにも、野菜やおかずから食べ始めご飯は後半にしたり、一口をよく噛んで食べたりするなども、「太りにくくする」食べ方の工夫として挙げられます。
100gあたりのパン・麺・玄米ご飯との比較
主食の種類別のカロリーとPFC(たんぱく質・脂質・炭水化物)と食物繊維の量を比較してみましょう。
| 種類 | エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 糖質 | 食物繊維 |
|---|---|---|---|---|---|
| 精白米ご飯 | 156kcal | 2.5g | 0.3g | 35.6g | 1.5g |
| 食パン | 248kcal | 8.9g | 4.1g | 42.2g | 4.2g |
| 中華麺(ゆで) | 133kcal | 4.9g | 0.6g | 26.4g | 2.8g |
| 玄米ご飯 | 152kcal | 2.8g | 1.0g | 34.2g | 1.4g |
出典:文部科学省日本食品標準成分表(八訂)増補2023年
タイプ別・主食の選び方と実践のコツ
つい大盛りにしてしまう方: ご飯を「量って冷凍ストック」
ご飯を炊いたらお好みの量で1食分ずつ量って冷凍しておくと、毎食の量が自動的に決まり、「今日はどのくらい食べたか」の把握もしやすくなります。
おなかが減って間食が増える方:白米に玄米・もち麦・雑穀などを混ぜる
主食の精白米ご飯以外にも、玄米・もち麦・雑穀類は食物繊維の摂取源でもあり、ビタミン・ミネラルなどの栄養をプラスすることができます。食物繊維は消化に時間がかかるため、腹持ちがよく、食後の満足感が続きやすいとされています。おなかが減りにくくなることで、間食のとりすぎを防ぐことにもつながります。
朝はパン派の方:「パン+卵+野菜」をワンセットに
パンだけの朝食は単食と同じ状態です。ゆで卵・ハム・スライスチーズ、カット野菜やトマトなど、調理いらずの食材を添えるだけでも「主食・主菜・副菜」の形に近づきます。
ご飯を減らしすぎた場合に考えられること
「ご飯を抜けば早く痩せる」と考えたくなりますが、極端な糖質制限はエネルギー不足による疲れやすさ、集中力の低下、我慢の反動による食べすぎでリバウンドにつながる可能性があります。また、持病がある方や健診で指摘を受けている方は、自己判断で主食を大きく減らさず、医師や管理栄養士に相談することをおすすめします。
ご飯は、量を把握していれば、ダイエット中でも安心しておいしく食べられます。体格によってご飯の適量は異なりますが、茶碗1杯(150g)で234kcal程度と覚えておいて、普段の食べる量を調節してみましょう。食事の際は、ご飯単品で済ませず、たんぱく質や野菜を合わせた「主食・主菜・副菜」の形を整えることで、栄養バランスもよくなります。
大切なのは、自分の「適量」を把握すること。自分のご飯茶碗1杯分がどのくらいの量なのかを知ることから始めて、我慢しすぎない健康的な食生活を送りましょう。
FAQ
Q. ダイエット中、ご飯は食べないほうが早く痩せますか?
A. 主食はカラダや脳を動かす大切なエネルギー源です。極端にご飯を抜くとエネルギー不足で疲れやすくなったり、我慢の反動で食べすぎてしまうなどしリバウンドの原因にもなり得ます。自分の摂取カロリーに合った適量をきちんと食べることが健康的なダイエットに繋がります。
Q. 1食あたりのご飯の適量はどのくらいですか?
A. 体格や活動量によって異なりますが、まずは「ふつう盛り1杯(約150g、約234kcal)」を目安にしましょう。キッチンスケールで一度量ってみるたり、1食分ずつ量って冷凍ストックしておくと、無理なく食べすぎを防ぐことができます。
Q. ご飯を食べるときに太りにくくするコツはありますか?
A. ご飯単品で済ませず、肉や魚などの「主菜」と、野菜や海藻などの「副菜」を組み合わせることが大切です。また、野菜やおかずから先に食べる、一口をよく噛む、白米に玄米やもち麦を混ぜるといった工夫も太りにくくするポイントです。
化粧品ブランドに14年間勤務後、からだの内側からも美容や健康をサポートしたいという思いから栄養士の資格を取得。現在はあすけん栄養士としてコラム執筆やオンライン栄養カウンセリングを担当。