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湿度と温度で菌が増える?おうちでできる食中毒予防と対策のポイント
ダイジェスト
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梅雨から夏は細菌性食中毒に要注意
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手洗いや低温保存で菌をつけず増やさない
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中心部を75℃で1分以上加熱してリスク減
ジメジメとした梅雨の時期や、気温がグッと上がる夏場。「毎日のお弁当作りや作り置き、食中毒が心配…」と悩むことはありませんか?実は、細菌性食中毒は湿度が高く温度も上がるこの時期にピークを迎えます。
この記事では、食中毒を予防するための具体的な対策や、ご家庭で簡単にできるポイントをご紹介します。大切な家族や自分のカラダを守るため、キッチンでの正しい知識を身につけましょう!

なぜ梅雨から夏に食中毒が増えるの?原因となる「温度と湿度」
細菌が好む環境とは
カンピロバクターやO-157、サルモネラ菌といった細菌性食中毒の原因菌は、高い温度と湿度(高温多湿)を好みます(※1)。そのため、6〜9月にかけて発生率が高まるのが特徴です。厚生労働省の統計によると、令和7年には全国で2万4,000人以上が食中毒になっており(※2) 、飲食店だけでなく家庭でも多く発生しています。
細菌が増えやすい温度帯・対処の早見表
原因となる菌はキッチンにも潜んでいます。温度による菌の変化を知り、適切に対処しましょう。
| 状態 | 温度帯の目安 | 対処のポイント |
|---|---|---|
| 細菌の増殖が活発になる | 20℃〜50℃ | 常温放置は避け、速やかに冷蔵庫へ |
| 細菌の増殖が遅くなる | 10℃以下 | 冷蔵庫で保存 |
| 細菌の増殖が停止する | -15℃以下 | 冷凍庫で保存 |
| 細菌が死滅する | 75℃以上 | 中心部まで1分以上しっかり加熱 |
※1 政府広報オンライン 「食中毒を防ぐ3つの原則・6つのポイント」を元に作成
【今日からできるアクション】 調理した料理は室温で放置せず、粗熱が取れたらすぐに冷蔵庫に入れましょう。
家庭でできる食中毒予防の「3原則」と具体策
食中毒菌を「つけない」
細菌を食品につけないためには、正しい手洗いと調理器具の扱いが重要です。汚れたらこまめに手洗いをするのはもちろん、生野菜など火を通さないものと、肉や魚に使うまな板や包丁は分けましょう。バーベキューや焼肉の際は、生肉を扱う箸と食べる箸を分けることも大切です。
食中毒菌を「増やさない」
調理前の食材や惣菜は、速やかに冷蔵庫や冷凍庫で保管してください。細菌の多くは10℃以下で増殖が遅くなります。また、調理した料理は早めに食べきることを心がけましょう。
食中毒菌を「やっつける」
ほとんどの細菌は加熱すれば死滅します。肉や魚なら、中心部を75℃で1分以上加熱するのが目安です(※1)。使用後のふきんやまな板にも細菌が付着しているため、洗剤で洗ってから熱湯をかけるなどして殺菌しましょう。
シーン別チェックリスト
買い物
保存
調理
残った食品
※3 厚生労働省 家庭での食中毒予防 をもとに作成
【今日からできるアクション】 基本は手洗い。洗いにくい指のすき間までしっかり洗い、清潔なタオルで手を拭く習慣をつけましょう。
お弁当や作り置きでやりがちなNG習慣
NG①冷めないままお弁当に詰める
温かいうちにお弁当箱のフタをしてしまうと、中で結露が発生して湿度が高くなり、菌が繁殖しやすくなってしまいます。おかずやご飯は、しっかり冷めてから詰めるのが鉄則です。
NG②手指に傷があるのに素手で調理する
手指に切り傷がある人は、傷口を介して食品を汚染する可能性があるため、食品に触れる作業を行わないか、手袋を着用しましょう(※4)。また、盛り付けの際も直接食品に手が触れないように手袋を着用することが大切です(※4)。
NG③長時間の常温放置
食中毒菌の増殖を防ぐため、食品の保管は10℃以下または65℃以上が推奨されています(※1)。持ち歩く際は保冷剤を活用し、すぐに食べない場合は速やかに冷蔵庫で保管しましょう。
食中毒予防には体調管理も重要
疲労や睡眠不足、栄養状態などによって、同じものを食べても食中毒を起こす人と起こさない人がいます。暑い日が続いて食欲が落ちていたり、体力が落ちていたりするときは特に要注意です。
【今日からできるアクション】 食事と休養をしっかりとり、普段から菌に負けないための体調管理を心がけましょう。
体調が怪しい時の注意点と受診目安
万が一、「食中毒かもしれない」と感じたときの対応Tipsです。(※6)
- 下痢や嘔吐がある場合は、脱水症状を防ぐためにこまめな水分補給をしっかりと行いましょう。
- 自己判断で市販の下痢止めを飲むと、原因菌を体外へ排出できなくなる恐れがあると言われています。飲む前に医療機関に相談しましょう。
- 激しい腹痛、血便、高熱が続く場合や、水分が全く摂れない場合は、我慢せずに速やかに医療機関を受診してください。
まとめ
梅雨時期から夏場にかけてピークを迎える細菌性食中毒ですが、「つけない・増やさない・やっつける」の3原則をしっかり守ることで予防が可能です。お弁当作りや作り置きの際は、温度と湿度に気を配りながら、衛生管理を徹底しましょう。また、日頃から食事と睡眠をしっかりとって体調を整えておくことも大切です。
よくある質問(FAQ)
Q. 何時間までなら常温で置いておいても大丈夫ですか?
A. 調理後は「常温放置」を避け、早めに食べるか速やかに冷蔵庫へ入れましょう。室内環境によりますが、梅雨から夏場にかけての高温多湿な環境では、数時間でも菌が急増する可能性があります。
Q. お弁当で避けた方がいいおかずはありますか?
A. 水分が多いおかず(煮物など)や生野菜、半熟卵などは、菌が増えやすく傷みやすいので、梅雨の時期や夏場は控えるのが無難です。
Q. 保冷剤はお弁当箱のどこに置くのが正解ですか?
A. 冷たい空気は「上から下」へ流れる性質があります。そのため、保冷剤はお弁当箱のフタの上に乗せるのが最も効果的です。
化粧品ブランドに14年間勤務後、からだの内側からも美容や健康をサポートしたいという思いから栄養士の資格を取得。現在はあすけん栄養士としてコラム執筆やオンライン栄養カウンセリングを担当。