インフルエンザで食欲がないときの食事選び|コンビニで買えるものも栄養士が紹介
ダイジェスト
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水分しかとれない時期は、こまめな水分補給から
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おかゆ・うどん・卵豆腐など、消化のよい食べ物の例
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作れない日に役立つ、コンビニ・ドラッグストアの食品
インフルエンザで熱が出ると、食欲が落ちて、どんな食事をとればいいのか迷いますよね。「消化のいいものを」と言われても、何を選べばいいのかはわかりにくいものです。
水分しかとれない日から少し食べられる日まで、体調に合わせた選び方をあすけん栄養士が紹介します。
インフルエンザで水分しかとれない時期は、こまめな水分補給を
食べ物を受けつけない時期は、まず水分をしっかりとるようにしましょう。熱があるときは、休養とこまめな水分補給が基本です[1]。
汗とは別に、皮膚や呼気からも水分は失われています。その量は熱がない大人でも1日約900mlあり、発熱によってさらに増えます[2]。
「3食食べられないけど大丈夫?」と心配になる方もいるかもしれません。厚生労働省も、飲み物は「お茶でもスープでも飲みたいもので結構」としています[1]。
つらい時期は食事の回数を気にするより、飲めるものを少しずつ口にすることを続けてください。一度にたくさん飲むのがつらいときは、ひと口ずつ時間をあけると続けやすくなります。
飲み物の種類と選ぶポイント
水や麦茶を基本にして、汗を多くかいたときや吐いてしまったときは、電解質を含む飲み物も選択肢になります[3]。
飲み物の例

少し食べられるようになったら、やわらかく脂の少ないものから
食べられそうだと感じたら、おかゆやうどんなど、やわらかく脂の少ないものから始めます。ご飯や麺など炭水化物を多く含む食べ物は消化が早く、胃にとどまる時間も短い傾向があります。
消化のよい食べ物は「やわらかい・脂が少ない・香りが控えめ」が目安
消化のよい食べ物の目安は、やわらかく煮たもの、脂の少ないもの、香りが強すぎないものです。主食・たんぱく質のおかず・野菜や果物から、食べやすいものを選んでください。
消化のよい食べ物の例

食べ物の香りが気になるときは、室温程度に冷ましたものや、ゼリー・冷たい麺・冷ややっこなど、冷たく口当たりのよいものなら食べやすい場合があるので、そういったものを試してみるとよいでしょう。
食事量や回数は体調と食欲に合わせて
一度にたくさん食べようとせず、少量を数回に分けて食べる方法もあります。発熱して寝込んでいるときは、目が覚めたタイミングで何かを少量食べる、といった食べ方になることも多いと思います。
たとえば、次のように1回を少なめにして何回かに分けて食べます。
- 朝:すりおろしりんご
- 昼:梅干しをのせたおかゆ
- 夕方:茶碗蒸し
- 夜:ささみを入れた雑炊
量や回数は、その日の食欲に合わせて調整してください。
揚げ物や繊維のかたいものは控えめに
食欲が戻るまでは、脂の多いものや繊維のかたいものを控えめにして、下の表のように置き換えるのもおすすめです。
食べてはいけない食品があるわけではなく、消化しにくいものをとりすぎないようにするという考え方です。
控えたい食べ物と置き換えの例

好きな揚げ物やお酒は、体調が戻ってからの楽しみにとっておきましょう。
作れないときは、コンビニやドラッグストアの食品を活用
自分で作るのが難しいときは、温めるだけ・開けるだけで食べられる市販品を活用したり、組み合わせたりすれば、栄養がとれてエネルギー補給にもなります。
体調に合わせた市販食品の例

組み合わせるなら、レトルトのおかゆに卵豆腐を添える、フリーズドライのかき玉スープに冷凍うどんを入れて温める、という方法もあります。
自分で買いに行けないときは、この表の食品をメモにして家族や友人に頼むのもひとつの手です。
インフルエンザのときの食事は、「今の体調で口にできるもの」を基準に選ぶと迷いにくくなります。飲み物だけの日があっても、口にできたものをひとつずつ増やしていきましょう。
よくある質問
Q. 熱が下がったら、何から食べ始めればいいですか?
A. 食べられていたおかゆやうどんの量を増やし、卵・豆腐・白身魚などのおかずを足していく順番がおすすめです。いきなり元の食事に戻すより、脂の少ないおかずから品数を増やすと様子を見やすくなります。揚げ物などは、食欲が戻ったのを確かめてから、お好みでとり入れてください。
Q. ビタミンCを摂ると、早く治りますか?
A.インフルエンザが早く治るかどうかは、これからの研究が期待される段階です。風邪では研究が多く、日頃から摂る方法について報告があり、症状が出てから摂る方法は、研究によって結果が分かれています[4]。食欲がない時期は、ビタミンCを含むみかんやキウイなど、口当たりのよい果物をお好みでとり入れてみてください。
Q. 卵酒・生姜湯・はちみつレモンは効きますか?
A. 生姜湯やはちみつレモンは温かく飲みやすいので、水分をとるきっかけとしてとり入れやすい飲み物です。卵酒は日本酒を使うため、体調が戻るまでは生姜湯などノンアルコールの飲み物に置き換えると安心です。
Q. 子どもが食べないときは、どうすればいいですか?
A. 子どもも大人と同じように、まずは水分がとれているかを見てください。日本小児科学会の「こどもの救急」でも、発熱時に確認する項目として「水分は取れている」「おしっこが出ている」が挙げられています[5]。
食事はゼリー・バナナ・うどんなど、本人が口にしやすいものを少しずつ用意してみてください。
免責表記:食事制限のある方は担当の医師・管理栄養士の指示を優先し、1歳未満の乳児にははちみつを与えないでください[6]。症状が続く場合や水分もとれない場合は、医療機関にご相談ください。この記事は一般的な栄養情報で、個別の診断・治療にあたるものではありません。
化粧品ブランドに14年間勤務後、からだの内側からも美容や健康をサポートしたいという思いから栄養士の資格を取得。現在はあすけん栄養士としてコラム執筆やオンライン栄養カウンセリングを担当。