チョコレートを健康の味方に!カラダにうれしい成分と上手な食べ方
ダイジェスト
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チョコレートには鉄・カカオポリフェノール・テオブロミンなどが含まれている
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間食で栄養が補えるのはうれしいポイント
甘い間食の定番、チョコレート。おいしさだけでなく、カラダにうれしい成分も含まれていることをご存じでしょうか?原料であるカカオ豆にはポリフェノールや鉄などが含まれており、チョコレートも選び方や食べ方を工夫することで、健康づくりの心強い味方になってくれます。
今回は、チョコレートに含まれる注目の成分と、健康的に楽しむための食べ方について解説します。

チョコレートに含まれるカラダにうれしい成分
チョコレートにはカカオ豆由来のさまざまな成分が含まれています。代表的なものを見ていきましょう。
カカオポリフェノール
チョコレートの苦味、渋味のもととなるカカオポリフェノールは、抗酸化作用を持つ成分です。肌の老化を防いだり、動脈硬化を防いだりと、健康・美容にうれしい働きが期待されています。
またカカオポリフェノールの抗酸化作用の働きなどから、チョコレートの摂取が脳卒中の発症予防に役立つ可能性があるとして研究が進められています。日本人を対象に行われた研究では、1週間に約37.5g(板チョコレート約2/3枚分)のチョコレートを食べていた女性のグループは、ほとんど食べていなかった女性のグループに比べて、脳卒中の発症リスクが約16%低かったことが報告されました。(※1)
もちろん、たくさん食べればよいというわけではありませんが、間食が健康づくりに役立つ可能性があるのはうれしいポイントですね。
テオブロミン
カカオ豆に含まれるテオブロミンも、チョコレートの苦味に関わっている成分です。テオブロミンにもカカオポリフェノールと同様、抗酸化作用があり、酸化ストレスからカラダを守ってくれる働きが期待できます。
また利尿作用や血管拡張作用、覚醒作用などが知られており、カフェインと似た成分ではありますが、作用は比較的穏やかであるといわれています。ほかにも、リラックス効果も期待できるとされ、ホッとひと息つきたいときにもチョコレートが役立ってくれるでしょう。
鉄
チョコレートにはカカオ豆由来の鉄も含まれています。板チョコ半分(約24g)に含まれる鉄の含有量は下記の通りです。
- ミルクチョコレート…0.6mg
- スイートチョコレート(高カカオタイプ)…2.2mg
鉄は貧血を防ぐのに欠かせない栄養素であり、特に女性は不足しやすいため、間食から補えるのは魅力的といえます。
「高カカオチョコレート」なら、もっとカラダにうれしい!
「高カカオチョコレート」は、一般的にカカオが70%以上含まれているものを指します。カカオの割合が高い分、ポリフェノールや鉄など、カカオ由来の成分を効率よく摂りやすいのが特徴です。
ミルクチョコレートに比べて甘さは控えめですが、その分、健康を意識したい人にはぴったり。「せっかく食べるならカラダにもうれしいものを」と考える場合は、高カカオタイプを選んでみるとよいでしょう。
チョコレートの適量は1日6~8粒
カラダによい面があるとはいえ、チョコレートの食べすぎは禁物です。脂質や糖質、カロリーの摂りすぎにつながってしまうため、量を意識することが大切です。
チョコレートは1日あたり6~8粒(24~32g)ほどを目安にするとよいでしょう。これは間食の目安である150kcal前後を参考にしています。製品によってカロリーが異なるため、食べる前にパッケージに記載されている栄養成分表示などをチェックするとよいでしょう。
また、チョコレート以外にも間食をとる場合は、あわせて150kcal程度になるようにしてくださいね。食べる分だけをお皿に出し、温かい飲み物と一緒にゆっくり味わうと、満足感もアップしやすくなりますよ。
下記のコラムでさらに詳しく食べ方を紹介しています。
チョコレートは、選び方と食べ方を工夫すれば、楽しみながら健康づくりの味方にもなってくれます。適量を守って上手に取り入れましょう。
管理栄養士。病院、保健センター、保育園で幅広い年代の栄養サポートに携わる。現在はフリーランス管理栄養士として、ライターやレシピ制作を中心に活動中。あすけんではコラム執筆などを担当している。