オリーブオイル|油
ダイジェスト
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オリーブオイルはオレイン酸が豊富
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悪玉コレステロールの低下に役立つ
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生食や他の油の代わりに利用する
オリーブオイルはオリーブの実から絞って作られます。他の植物油のように種子ではなく、果実が原料であることが特徴です。黄色や薄い緑色をしており、フレッシュな風味や香りを楽しむことができます。
オリーブオイルの中でも、絞ったままで加工していないものを「バージン・オリーブオイル」といい、特に品質の高いものが「エクストラ・バージン・オリーブオイル」とされています。風味がよいので、ドレッシングやマリネなどに生食用として使われます。

オリーブオイルの栄養と効果
オレイン酸
オリーブオイルには一価不飽和脂肪酸であるオレイン酸が含まれ、その含有量は植物油の中ではトップクラスです。適正な1日の摂取カロリーの中で、食事に含まれる飽和脂肪酸(動物性脂質など)を一価不飽和脂肪酸に置き換えることで、血中脂質(LDL(悪玉)コレステロール・HDL(善玉)コレステロール・中性脂肪・リン脂質)の改善が期待できます。(※1)
ただし、食事の飽和脂肪酸を不飽和脂肪酸に置き換える際、一価不飽和脂肪酸(オレイン酸など)よりも、多価不飽和脂肪酸(リノール酸など)を用いた方が、LDLコレステロールの低下幅がより大きくなることが示されています。(※2)コレステロールが気になる方は、オリーブオイルだけでなく、青魚などからオメガ3脂肪酸をとるように心掛けましょう。
リノール酸・α-リノレン酸
オレイン酸ほど多くはありませんが、多価不飽和脂肪酸であるリノール酸・α-リノレン酸も含まれています。これらの脂肪酸は体内で合成されない必須脂肪酸であり、食品からとる必要があります。不足すると皮膚炎を起こす原因となります。
抗酸化作用
オリーブ油には、抗酸化ビタミンであるビタミンA、ビタミンEが含まれます。
ビタミンA、ビタミンEは油と一緒にとることで吸収率が高くなります。オリーブオイルと合わせて、ビタミンAの豊富なにんじん・ほうれん草や、ビタミンEの豊富なかぼちゃ・アボカド・ナッツなどを一緒にとると良いでしょう。
活性酸素は動脈硬化のリスクを高め、老化、免疫機能の低下を引き起こす要因となります。抗酸化ビタミンは、活性酸素の働きを抑える働きを持つため、普段の食事にとり入れるようにしましょう。
オリーブオイルの取り入れ方
1.バージン・オリーブオイル
風味と香りがよいバージン・オリーブオイルは生食がおすすめです。シンプルな使い方で味わいを楽しみましょう。
・サラダやマリネ、ドレッシングに
・バターの代わりにトースト、バケットに
・プレーンヨーグルトに混ぜて
他にも、卵かけご飯や味噌汁、冷ややっこなど、具材や味付けを工夫すると、意外にも和食にも応用できますよ。おいしい食べ方を見つけてみましょう。
2.オリーブオイル
普通のタイプのオリーブオイルは、香りが調節されているのでどんな料理にも合わせやすく、使い勝手が良いでしょう。
- ラタトゥイユやミネストローネ、トマトソースなど、トマト料理の炒め油に
- サラダ油の代わりとして、普段の炒め物や焼き物に
- パスタやオイル煮(アヒージョ)などの洋風料理に
また、揚げ物の油としても使用できます。他の油と比べると高価なため、少量の油で揚げ焼きのようにすると良いですよ。
オリーブオイルは光や熱、空気に触れることで酸化しやすいため、涼しく日光が当たらないところに保管し、開封後はなるべく早めに使い切るようにしましょう。
健康に良いと言われるオリーブオイルですが、カロリーは他の油と同じで大さじ1杯111kcalです。カロリーは高いので、積極的にとると言うよりは、今使っている油をオリーブオイルに替えるという意識でとるのがよいでしょう。オリーブオイルだけでなく、他の食品もバランスよくとることが大切ですよ。
管理栄養士。病院、保健センター、保育園で幅広い年代の栄養サポートに携わる。現在はフリーランス管理栄養士として、ライターやレシピ制作を中心に活動中。あすけんではコラム執筆などを担当している。